ご訪問ありがとうございます。
ご存知の通り日本には数千年の歴史があり、
皆さんの多くの方が、「日本史」で学んできたと思います。
世界史等を専攻してきた人であっても、
日本の歴史において切っては語れない都市・地域がありますよね?
さて、どこでしょうか?(ヒント:「過去に都があった場所です。」)
そうですっ!やっぱり「京都」ですよね~。
まぁ、違うとも言い切れませんが、
多くの日本史に関連し、京都と対をなすといえば・・・、
やはり『奈良』を忘れてはいけません。(良いところいっぱい!!)
そんな奈良県を代表する建築物、世界遺産を擁するのが、奈良公園。
そして、その奈良公園内にあり、秋の風物詩として親しまれている行事、
それが『正倉院展』。(修学旅行で行きませんでしたか?(嬉))
校倉造り(あぜくらつくり)の建物等、
昔、社会で習ったときが懐かしいですが、
正倉院には、服飾品、調度品等、約8000点超が収蔵されています。
それら1250年以上守られたきた国宝級の品々の一部が、
毎年秋の季節に一般公開され、それが正倉院展。
今年で67回目の開催となり、もう奈良・秋の風物詩ですね。
さすがに8000点を一度に公開することは不可能ですが、
毎年60点ほどの貴重な品々が公開され、
今年は6点が初出陳となる予定。
初出陳でなかったとしても、
前回の出陳が約50年前!の品もあるので、
毎年足を運んだとしても次見られるかわかりませんよ。(汗)
そんな一期一会の正倉院展、気になってきましたか?
そこで今回は、正倉院展2015が気になっている方へ、
日程・基本情報、前売りチケット、アクセス、初出陳について
わかりやすく紹介していきますね。
- 正倉院展2015の日程・基本情報は?
- 奈良国立博物館へのアクセスは?
- まとめ(おすすめ情報を紹介~!)
正倉院展2015の日程・基本情報は?
毎年行なわれ今年で67回目の開催ということは、
戦後まもなく始まった正倉院展。(歴史あるぅ~。)
歴史教科書で見た「鳥毛立女屏風」(とりげりつじょのびょうぶ)や、
「紫檀木画挾軾」(したんもくがのきょうしょく)等ももちろん出陳。
「シルクロードの終着点」とも呼ばれた正倉院収蔵物は、
他では決して見ることのできない品々であふれていますね~。
そんな正倉院展2015の日程・基本情報について
早速、わかりやすく紹介していきますね。
- 会期:2015年10月23日(金)~11月11日(水)(予定)
- 会場:奈良国立博物館 東新館・西新館
- 住所:奈良県奈良市登大路町50
- 休館日:会期中無休
- 開館時間:9:00~18:00(入館は閉館30分前まで)
- 開館延長日:会期中の金/土/日/祝は~19:00
- 料金(当日):大人1100円
- 入館無料日:11月11日(水)
- 前売り券チケット:あり(詳しくは後述します)
- 出陳品:59件(初出陳6件)←2014年実績
- アクセス(電車):奈良駅→バス、下車後徒歩15分
- アクセス(車):西名阪・天理ICから車で約16分
- 駐車場:専用なし(周辺の有料駐車場利用)
- TEL:050-5542-8600(NTTハローダイヤル)
基本情報は変更になる場合があります
高校生・大学生料金(当日)は700円、
小中学生料金(当日)は400円です
11月11日(水)は「天皇皇后両陛下の傘寿」を祝して、
入館料金が無料となるのでこの日にあわせて訪れるのも良いかも。
また、奈良国立博物館がある奈良公園は、
1880年に開園され、一番広義の総面積で言うと約660ha!!
よく言われる「東京ドーム」で言うと、約140個分(わかり難い?)、
「京セラドーム大阪」で言うと、約195個分もあるんです!
(もっとわかり難いっ!という声が聞こえてきそうですね。(笑))
そんなかなり広大な敷地を誇る奈良公園ですが、
敷地内に「東大寺」「興福寺」「春日大社」、
あと、鹿もわっさわっさいるので1日楽しめますよ~。
そして、正倉院展へ行こうと思っている方は、
いち早くチケットを確保したいと思うので「前売りチケット」情報を!
前売りチケットの発売期間は、『9月8日(火)~10月22日(木)』で、
前売りチケットの料金は「100円割引」となりますよ~。
購入は、全国のチケットぴあ、旅行代理店、
コンビニ、イープラス等、各所で買うことができます。
奈良公園 / merec0
奈良国立博物館へのアクセスは?
この章では広大な面積を誇る
奈良公園へのアクセスについて紹介していきますね。
大阪方面からJR奈良駅までは電車で約1時間、片道800円で、
JRの方から近鉄奈良駅までは徒歩15分の距離、
近鉄奈良駅から奈良国立博物館までも徒歩約15分です。
そんなに歩きたくないという方へは、
JR・近鉄奈良駅から「バス」が出ているので、
奈良交通の市内循環バスを利用。
JR奈良駅からだと東口1番のりばで、
市内循環バス外回りに乗り約6分、片道210円で、
「氷室神社・国立博物館」バス停下車後すぐですよ。
続いて大阪方面から「車」で行こうとするときに気になる、
『駐車場』を紹介していきますね。
国立博物館に近いのは『奈良登大路自動車駐車場』。
(住所は、奈良県奈良市登大路町80)
収容台数275台、6:00~22:00(出庫は24時間)と便利な上、
1回1000円の駐車場金なのでゆったりできますよ。
しかし、奈良公園観光一番人気の駐車場と言っても過言ではないので、
JR奈良駅周辺に車を停め、そこからバスで行くのに都合が良いのが、
『JR奈良駅第1・2駐車場』です。
この駐車場は、JR奈良駅すぐ近くにある駐車場で、
2ヵ所あわせて収容台数406台を誇り、
営業時間6:00~翌0:30(年中無休)となっています。
料金は、5時間以内の場合、30分毎150円、
5時間超から24時間以内の場合、1500円とまずまずですね。
R0015272 / papalagi chen
まとめ
今回の正倉院展についてはどうでしたか?
単純に毎年足を運んだとして一年60点公開されると仮定して、
全部観覧するには約133年以上もかかりますね・・・。
もちろん、毎年公開される有名な作品もあるので、
今回初出陳される作品とは「一期一会」かも知れませんよ。
そんな初出陳作品一覧はこちら↓ (昨年分。今年分は分かり次第更新予定)
- 伎楽面 酔胡従:出陳番号5:南倉1
- 伎楽面 酔胡従:出陳番号6:南倉1
- 漆葛胡禄 附箭:出陳番号27:中倉4
- 続々修正倉院古文書:出陳番号44:中倉20
- 四分律 巻第18:出陳番号57:聖語蔵2-6
- 摂大乗論釈論:出陳番号58:聖語蔵3-108
南倉1等は収蔵されている倉番号を表しています
字面からは何かなかなか想像できないものばかりですが、
簡単に説明すると上から「お面」「お面」「矢入れ」「文書」、
「唐経」「光明皇后御願経」ですね。
続いてのおすすめ情報は「お得な周遊パス」。
名前は『スルッとKANSAI』。(2Day、3Dayパスがあります。)
パスの期間内で交通機関乗り放題なのはもちろんのこと、
約350施設で色々な特典サービスを受けられます。
例えば、関西圏のレジャー施設の入館料200円引き等、
奈良国立博物館の入館料も10%オフになりますよ。(一部除く)
1ヶ所だけならそこまでの割引ではないと思いますが、
1日何ヶ所も訪れる予定であれば、
かなりお得かもしれませんね。
気になるパス料金は、2Dayチケット:大人4000円、
3Dayチケット:大人5200円となっています。(小人半額)
「関西限定版」と「通常版」があり、
通常版は近畿2府4県で買うことができないので、
近畿2府4県以外のJRチケット売り場等でお買い求めくださいね。