ご訪問ありがとうございます。
2月の寒い時期を越え、3月になりそろそろ春だな~と思っていると、
あのいや~なやつがやってきますね。
症状がひどい方になればなるほど、
この時期が一年の中で一番嫌な時期と思っている方もいるはず?
もうお分かりですね。(笑)『花粉症』です。
それもこの時期からの原因と言うと、『スギ花粉』ですね。
日本国内の花粉症患者は約3800万人とも言われ、
その中でも多くを占めているのがスギ花粉症。
皆さんの中でスギ花粉症に毎年悩まされている方はいませんか?
私は、年によって違いますが中級レベル?、
花粉症薬、点眼薬、点鼻薬があればなんとかなるという具合です。
そんないや~なスギ花粉症をやっつけたい、
せめて症状を軽くしたい!と思いませんか?
そこで今回は、スギ花粉症の症状に悩まされている方へ、
治療法を費用、開始時期等をふまえて紹介していきますね。
もしかしたらスギ花粉症が根治できるかもしれない!
という情報もあるので、期待を込めて参考になればと思います。
- スギ花粉症の治療法その1:『皮下免疫療法』
- スギ花粉症の治療法その2:『舌下免疫療法』
- スギ花粉症の治療法その3:『手術療法』
- スギ花粉症の治療法その4:『薬物療法』
- まとめ
注):今回は、知り合いの医師の意見を基に作成していますが、
気になる場合はお近くの適切な医療機関を受診してくださいね。
スギ花粉症の治療法その1:『皮下免疫療法』
スギ花粉症の治療法その1は、『皮下免疫療法』です。
皮下免疫療法は、スギ花粉症根治の可能性がある治療法です。
花粉症等のアレルギーは、アレルギー物質(花粉等)に、
体が過剰に反応するのが原因。
そのため、皮下免疫療法では抗原エキスといわれる
アレルギー物質を注射し体の免疫反応を薄めていくのが目的です。
スギ花粉症根治の可能性があるのであれば、
早速治療開始しよう!と思うかもしれませんが、ちょっと待ってください!
皮下免疫療法にもデメリットがありますよ。
まず、注射嫌いには毎回痛みを伴う注射をしなければいけません。
また、注射の度に通院しなくてはなりません。
1回の治療自己負担額は、約400円程度ですが、
何回も通院することを考えると塵も積もればってやつですね。
そして、皮下免疫療法で一番注意しなくてはいけないことは、
『重い副作用が出るかもしれない』ことです。
呼吸困難、血圧低下、意識障害等の症状が出る
「アナフィラキシーショック」を起こす可能性があります。
あの蜂に刺されたときに出るかもしれないやつですね。
治療開始時期の目安は、シーズン前の秋ごろからですが、
開始しようという方は十分に医師と相談してくださいね。
08071618.CA250291 / anko.gaku_ula
スギ花粉症の治療法その2:『舌下免疫療法』
スギ花粉症の治療法その2は、『舌下免疫療法』です。
舌下免疫療法は、皮下免疫療法と同じく、
抗原エキスを利用して免疫反応を薄めていく治療法。
何が違うのかというと、抗原エキスを注射するのではなく、
舌の下に垂らすというものです。(簡単ですね~。)
もちろん、注射は必要なく、花粉症根治の可能性もあります。
また、自宅で治療することもできるところが特徴ですね。
具体的には、1日1回舌の下に抗原エキスを垂らし、
2分ほど待った後、飲み込むだけでOK!
投与開始から2週間ほどは徐々に1回の量を増やしていき、
3週間目ぐらいから同じ量を投与し続けます。
皮下免疫療法と違い、重い副作用が起こりにくいので、
おすすめの治療法ですね。
(絶対に起こらないとは限らないので注意が必要ですよ。)
舌下免疫療法を行なった約7割の方が症状が軽減し、
約1割の方が症状がなくなり根治するという結果が出ています。
(残りの2割は違うアレルゲンが原因と考えられるそうです。)
じゃあ、なぜ今まで舌下免疫療法が主流にならなかったのか?
気になりませんか?その理由は『費用』ではないでしょうか?
舌下免疫療法は、「自由診療」とされてきたので、
治療費は全額自己負担です。
治療の目安は、年間5万~6万円ほど。(高っ!(泣))
しかし、2014年6月ごろから発売分の抗原エキスがなんとっ!
『保険適用』になることが決定しているので、
費用も断然安くなりますね。
治療開始時期の目安は、シーズン前の秋ごろなので、
2015年の花粉シーズンには間にあいますね。
手術! / uffizi.chu
スギ花粉症の治療法その3:『手術療法』
スギ花粉症の治療法その3は、『手術療法』です。
巷でよく言われている「レーザー治療」はこのことを指しますね。
レーザーを使って鼻の粘膜を焼き、
アレルギー反応を起こすことを抑え、鼻詰まりを解消!
もちろん、鼻詰まりには聞きますが、
目のかゆみには効果がないのでお気をつけて!
効果の持続期間は、約1年(長い人なら2~3年)で、
効果が切れるとまた治療を受けないといけません。
手術療法の費用の目安は、保険適用で約1万円前後。
治療開始時期の目安は、シーズン前の1月中旬がおすすめです。
スギ花粉症の治療法その4:『薬物療法』
スギ花粉症の治療法その4は、『薬物療法』です。
薬物療法?と聞くと、仰々しいように聞こえるかもしれませんが、
たぶん一番多くの方が行なっている治療法です。
医療機関で処方されている内服薬や点眼薬、点鼻薬等、
市販されているもの等を花粉シーズンになって飲むことですね。
根本的に薬物療法は根治治療ではないので、
毎年、シーズン中、花粉症薬を飲み続けなければいけません。
どの市販薬を使うかによって変わりますが、
往々にして医療機関で花粉症薬を処方してもらうほうが安くなりますね。
(時間がある方は、医療機関を受診したほうがお得かも?)
薬物療法の費用の目安としては、
保険適用の花粉症薬を1シーズン使うとして、
自己負担額は約6000円~7000円程度です。
治療開始時期の目安としては、花粉飛散直前から、
花粉飛散開始ごろからですね。
(薬によっては飛散1~2週間前からというものもあるので注意。)
まとめ
今回のスギ花粉症の治療法についてはどうでしたか?
一番言いたかったのは、『舌下免疫療法の保険適用』ですが、
舌下免疫療法は、ダニアレルギーにも応用すべく目下開発中だそう。
また、舌下免疫療法でスギ花粉症が根治しやすい方は、
40~50代の「スギ花粉症単独でアレルギーを持っている」方だそうですね。
30代以下の方はスギ花粉以外にもアレルギーを持っている方も多く、
花粉症を治しても違うアレルギーが出てきてしまうので、
根治が難しくなってくる模様。
私は、花粉症のほかにエビアレルギーがあるので、
スギ花粉症の軽減だけにしておきましょう~。(十分?(笑))
スギ花粉の飛散量は2050年まで増え続けるとの予測も出ているので、
舌下免疫療法のこれからの躍進に期待ですね。