今日は、うまくいかないときにやりがちな
不特定多数へのアプローチを止めて、まずは目の前の一人に対して、
アプローチしていこう~ということを。
私はなにかとやってしまいがちだが、
何かうまくいかないときに、特性を考えず、不特定多数に対して、
闇雲にアプローチしてしまう。
もちろんそれでうまくいけば良い。
しかし、そうしてもそのアプローチを受ける各人は、
薄くしか影響を受けないので、なかなかうまくいかないことが多い。
例えば、講演やイベントの司会などでは、
不特定多数の参加者に対して話しかけるよりも、
その参加者の一人一人に対して、話しかける方が、
その話しかけられた人はもちろん、それ以外の人たちも、
よく話を聞いてくれる。
なぜなら、誰かに不特定多数に抽象的に話しかけているのでは、
BGMと変わらないが、誰かに具体的に話しかけているのを、
周りから見て、その話しかけられている人に自分を投影して、
自分ごとのように思うようになるから。
小説等もよく主人公に自分を重ねると、物語に引き込まれやすい。
それは、共感が得られるからであり、
まずは一人にアプローチすることで、その一人と
共通の部分を持っている人たちが、不特定多数にアプローチしたときよりも、
深く!共感してもらえる。
一気にたくさんの人たちに深く!共感してもらえるなら、
それが一番だが、何か特別なことがなければ、
そのアプローチに掛ける力は分散されるので、
薄くなってしまう。
そうであるなら、少しずつでも深く!共感してもらえるような人達の輪を
周りに作っていったほうが、後々に早いと思いませんか?
何かと急ごうとして、たくさんの人たちに一気に
アプローチしたくなる気持ちは痛いほどわかる。
でも、その分、訴えかけるのにはパワーがいるので、
同じパワーで訴えかけても薄くなってしまうだけ。
そのことを理解しないで、不特定多数にアプローチしていても、
浅くしか共感は得られない。
まずは、地に足を着けて、一人にアプローチしてみては~。